「スノーボードはかっこよくあるべきという美学を歩夢は持っています。回転技ばかりが注目されますが、高さや姿勢など芸術性も見てほしい。競技としてではない、“かっこいい”スノーボードの未来を歩夢は背負っています」(野上氏)

 プライベートではかわいらしい姿を見せるという。

「新潟出身だからか、新鮮な魚が好きみたいです。寿司をほおばると、クシャっと笑うんです。普段は無口ですが、そんな時は年相応というか、少年のようですね」(野上氏)

 まだ19歳。気負うことなく挑戦する雄姿を4年後の北京でも見せてほしい。(本誌・秦正理)

※週刊朝日オンライン限定記事

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秦正理

秦正理

ニュース週刊誌「AERA」記者。増刊「甲子園」の編集を週刊朝日時代から長年担当中。高校野球、バスケットボール、五輪など、スポーツを中心に増刊の編集にも携わっています。

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