婚約内定の記者会見で、お互いを「月と太陽」にたとえた眞子さまと小室圭さん(写真:日本雑誌協会代表)
婚約内定の記者会見で、お互いを「月と太陽」にたとえた眞子さまと小室圭さん(写真:日本雑誌協会代表)

 2月6日。宮内庁は秋篠宮家眞子さまと小室圭さんの納采の儀と秋に予定されていた結婚の延期を発表した。表向きは、準備が整っていないとの説明だったが、週刊誌で報じられた小室圭さんの母親が絡む約400万円の「借金」騒動が背景にあるのは、誰もが感じていることだろう。

【表】女性皇族の結婚一時金、だんだん増えて1億円超え!?

「週刊誌に私が貸した400万円をめぐる問題が報じられましたが、今に至るまで小室家から連絡は一切ありません。私はただお金を返してほしいだけだ」

 結婚延期の発表から数日経ったある夜。小室さんの母・佳代さんの元婚約者である男性は、肩を落としながら知人にそう漏らした。

 結婚延期の報道は耳にしているが、特に思うことはない、と話したそうだ。

 60代後半の男性は力のない声で言葉を継いだという。

「あのお金があれば、自分は家を手放さずに済んだのだから」

 婚約内定の記者会見で、お互いを「月と太陽」にたとえた眞子さまと小室さん。小室さんは、週末に秋篠宮邸を訪ね、眞子さまとの時間を過ごしていた。昨年12月10日には、神奈川・葉山の海の見えるレストランでデート。3月4日の納采の儀にむけてすべては順風満帆のはずだった。

 風向きが変わったのは、昨年末。「週刊女性」で小室佳代さんと元婚約者の男性との間に起きた約400万円をめぐる金銭トラブルが報じられた。

「1月2日の一般参賀で、手を振る眞子さまの表情が暗かったので、気にはなっていました。聞いていなかったことが次々と表に出てきたのでしょうね」(皇室ジャーナリスト)

 1月には「週刊文春」と「週刊新潮」が報じ、小室さんの大学入学金や授業料、留学費用などにあてられ、小室さん自身が「贈与だと認識している」と答えたことが報じられた。

「それまでは佳代さんの金銭トラブルだったが、小室さんが『贈与』と答えたことが事実であれば、小室さんが問題の当事者になる」(宮内庁幹部)

 報道によれば、その間、小室さんは1回、佳代さんは数回、秋篠宮邸を訪れたという。さらに、秋篠宮ご夫妻や眞子さまが何度も御所に参内し、両陛下のもとを訪れた。

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秦正理

秦正理

ニュース週刊誌「AERA」記者。増刊「甲子園」の編集を週刊朝日時代から長年担当中。高校野球、バスケットボール、五輪など、スポーツを中心に増刊の編集にも携わっています。

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