天皇陛下の荷物を開けた フィリピン税関の「無礼」

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(更新 2016/2/12 07:00)

国民の不満が爆発して大きな話題に?(※イメージ)

国民の不満が爆発して大きな話題に?(※イメージ)

「日本の天皇を歓迎するレセプションに使用するための外交上の封印袋をマニラ国際空港の税関職員があやまって開けてしまった」

 天皇、皇后両陛下のフィリピン訪問を翌日に控えた1月25日、有力全国紙の「マニラ・ブレティン」がそんな“特ダネ”を1面で報じた。

 外交関係に関するウィーン条約では「外交封印袋は開きまたは留置することができない」と規定され、「かなり強い効力がある」(坂元茂樹・同志社大学法学部教授)という。

 地元紙「インクワイアラー」など他のメディアも記事を後追いし、マニラではちょっとした騒ぎになった。各紙の報道によれば、陛下の袋は昨年11月30日に空港に到着。12月2日に開封され、中身は「レセプション用の酒や文書など」だったとされる。かかわった職員はすでに厳重注意処分を受けたという。

 ところが、本件について宮内庁に尋ねると、「承知していません。宮内庁から送った荷物ではありません」。外務省に聞くと、「陛下のために日本からフィリピンに送った外交行嚢(こうのう)がフィリピン当局により開封されたとの事実はございません」と、事実そのものがなかったというのだ。


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