覚醒剤についても、素直に「こういう経緯で」ということをすべて告白するくらいの勇気を出してもらいたい。次にそういうことがあってはならない。だからゼロからスタートしてほしい。球界を背負ってきた男なんだから。やっぱり認めたんだから。
一生懸命に入れ墨をとろうとしていたことは知っていた。7、8年前だったかな。消そうと思って病院へ行ったんだけど、消せなかったと病院関係者から聞いたことがある。あざが残って、元通りにきれいにならないと。
誤解されている部分もあるかもしれない。お母さんにあれだけ親孝行するということは、ものすごく純粋な面もあるわけだろう。
番長も卒業。野球で番長とか組長とか使うこと自体がおかしい。彼はまだ48歳。やり直せる。初心に戻ってまたスタートしてもらいたい。
(取材班=今西憲之、上田耕司、亀井洋志、長倉克枝、西岡千史、林壮一、松岡かすみ、柳川悠二)
※週刊朝日 2016年2月19日号