室井佑月「頑張った人は山本太郎さん」2015年をふり返る

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(更新 2016/1/ 5 07:00)

今年の漢字を決めることに、どういう意味があるの?(※イメージ)

今年の漢字を決めることに、どういう意味があるの?(※イメージ)

 応募が13万近くあるのも驚きだ。まさか、全国の小学校とかで考えさせられたりしていないよね。

 あたしは、今年はどういう年だったかふり返るのは、とても良いことだと思う。我々は忘れっぽいし。が、漢字一文字にする意味は? そんなことに長々時間を使うより、ニュースダイジェストを流したほうがよっぽどいい。

 が、今年の漢字は来年も再来年も、大々的に取り上げられるんだろう。報道側としては、誰にも怒られない&文句もいわれない気楽な話題だ。

 それがいけないと感じている人は少ないかもしれない。あたしだって、そのことに気づいたのは最近だ。

 考えてみて。今年の漢字一文字を長々と流すということは、別の話題やニュースを飛ばすってことだ。

 消費税の軽減税率で、「安倍さん、公明党、がんばった」みたいな報道がされ、国民がそのことについて「おかしくね?」と気づきはじめたとき、もうそれ以上の報道はされない。次の話題は漢字一文字。なんかマスコミ、ズルくね?

 ワイドショーに出ている身として、こういう発言は不味(まず)いかな。年のはじめには、今年こそ人から嫌われないようにと考えていたけど、ま、いいか。

 あたしの独断だけど、15年、いちばん頑張った人は生活の党と山本太郎となかまたちの山本太郎さんだと思う。空気を読んで少しでも得するぜ!みたいな世の中で、空気を読まない彼は素敵だ。大事なことは空気を読むことじゃない。ほんとうのことだもの。

 彼が格好良かったところはテレビではまったく流れない、けれど漢字一文字は流れるのにな。へーんなの!

週刊朝日  2016年1月15日号


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