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「理高文低」時代は終了? 大学受験は文系人気が回復

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(更新 2015/2/13 07:00)

7年ぶりに志願者が増加した慶応義塾大

7年ぶりに志願者が増加した慶応義塾大

 今年は新課程の大学入試1年目。浪人生は減少し、少子化が進む中で大学の受験生獲得競争は熾烈を極めている。入試改革や、学部や学科の新設、キャンパス移転など、あの手この手で受験生へのアピールを進める。その効果は出ているのか。動向を探った。

 2月4日に国公立大の出願が締め切られた。新課程入試初年度の志願状況はどうか。駿台予備学校進学情報センター長の石原賢一さんが解説する。

「地方ではまだ理系人気が高い『理高文低』ですが、首都圏を中心とする都市部では景気の回復に伴って、文系人気が回復しています。法学部系の東大文I、一橋大法学部も志願者が増加しています。一方で文系でもセンター試験で理科2科目が必要となったため、国公立大を敬遠して私立大を受験する傾向もみられます」

 代々木ゼミナール入試情報センター統括本部長の坂口幸世(ゆきとし)さんも、文系人気について同様に指摘する。

「2月5日時点の私大の志願者を学部系統別に集計した対前年指数は、法101、経済101、人文99、理93、工103。昨年までのはっきりとした『理高文低』の傾向はなくなりました」

 大学別では、現在までの判明分で、慶應義塾大、上智大、青山学院大、立教大など私大の難関大で志願者の増加が確定。明治大も締め切り前だがほぼ前年並みの志願者数に達した。

「首都圏では難関大だけでなく、東洋大、大東文化大、拓殖大、城西大、関東学院大なども志願者数を伸ばしており、安全志向をうかがわせます。地方ブランドの大学は志願者が減少しているところが多いため、地方から東京へという流れの復活も感じます。また、『花子とアン』の東洋英和女学院大、『佳子さま』の国際基督教大など話題を集めた大学も志願者が増えています」(坂口さん)

 一方で、志願者減の大学も多い。河合塾教育情報部部長の近藤治さんが言う。

「少子化の時代ですから、何もしなければなかなか志願者は増えません。増えている大学には、なんらかの仕掛けがあります」

(庄村敦子)

週刊朝日 2015年2月20日号より抜粋

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