やくみつる「羽生結弦はナルシストの泣き虫」

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(更新 2014/12/18 11:30)

ソチ五輪で活躍した羽生結弦選手 (c)朝日新聞社 

ソチ五輪で活躍した羽生結弦選手 (c)朝日新聞社 

 今年も終わりを迎えるこの時期、戯作者で作家の松崎菊也さん、漫画家のやくみつるさん、コラムニストのペリー荻野さんが一年を振り返る。

*  *  *
松崎:物議発言でいえば、2月のソチ五輪でフィギュアスケートの浅田真央さんがショートプログラムで転んでしまった後、東京五輪組織委員会の会長も務める森喜朗元首相が「あの子は大事なときに必ず転ぶ」と発言しましたね。森さん、あなたが言いますか、と質問してやりたかった。

やく:森さんこそ、大事なときに必ず何か言っちゃう。

松崎:森元首相で都々逸を一つ。「大事な時に 必ず転ぶ あんた総理で 転んだよ」。

やく:ソチ五輪は、羽生結弦君の金メダルで、世の中の気分が明るくなった。救われましたね。

松崎:あの手足の長さは、たまげました。

ぺリー:時代劇研究家の私とすれば、あのスタイルは異世界の人です。時代劇は、手足が短くて顔が大きく、腰が沈む人が主役だから、すべて逆。

やく:時代劇のかつらは似合いそうにないですね。ただ、11月8日に上海であったGPシリーズ中国杯で、頭に包帯を巻いた羽生結弦君が演技を終えて号泣しましたね。アスリートがああも泣くか?というのが私の意見です。直前の練習で中国選手と衝突して負傷し、演技では何度も転倒したが、2位に踏ん張った。感極まったのはわかるが、泣き虫だなあ、と。自分が泣いてもサマになるという意識が、無自覚のうちにあるからなのでは、と思ってしまう。フィギュアはナルシストのスポーツですからね。

週刊朝日  2014年12月26日号より抜粋

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