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「文科省が信用できない」 東大生3人を育てた驚異の教育法

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(更新 2014/8/14 11:30)

2007年春、三男一亮くん(右)が灘中に入学した記念に、きょうだいそろって撮影。長男・真亮くん(左)は高1、次男・理亮くん(中央)は中3、真子さんは小3。灘は征服がないので体操着で

2007年春、三男一亮くん(右)が灘中に入学した記念に、きょうだいそろって撮影。長男・真亮くん(左)は高1、次男・理亮くん(中央)は中3、真子さんは小3。灘は征服がないので体操着で

 本誌8月22日号の表紙を飾った佐藤真亮くん(22)は、東京大学医学部の4年生。そして、2人の弟も東大医学部に在籍し、高校1年生の長女も東大を目指しているという。そこには「受験を極めたい!」と妊娠中から奮闘してきた母、亮子さんの存在があった。

「文部省は信用できない。ゆとりだとか何だとかコロコロ方針が変わる。これではダメだ、私がしっかりしなくちゃ、と思いました」

 そこで、まず掲げた目標は、3歳までにのべ1万冊の絵本を読み聞かせ、のべ1万曲の歌を歌って聞かせること。4人それぞれ縦長のカレンダーを用意し「正」の字を書いて1冊ずつきちんと記録したという。テレビは特に必要性を感じないので、リビングから2階の「夏暑くて、冬寒い」あまり出入りしない部屋に移動させた。

「1日10冊、10曲程度という数字は、テレビがないことと、私がしょっちゅう妊娠中で出歩けなかったこともあって、可能だなと。ひとつおもしろいことがあって、長男が3歳になった日、記念すべき1万1冊目を夫が読んでくれて、こう言うんです。『ママ、何も変わらないよ!』と。1万冊読めば、急に難しいことを話しだすように思ってたみたいです。そんなことあるわけがないのに(笑)」

 このエピソードからも、真理さんは子育てに口を挟まず、亮子さんを信じて見守ったことがよくわかる。

「子どもの可能性を広げたいから、夫には『将来、弁護士になれ、なんて言わないでね!』と言い続けました。それが効いて、夫は子どもの成績表も見たことがない(笑)。上3人は年が近いこともあって、比べてしまったらかわいそうだなと思ってました。父親の小言はプレッシャーになりやすいですしね」

 比べないこと、同じように愛情を注ぐこと。これも、亮子さんがずっと心がけてきたことだ。だから、習い事も4人とも同じ。1歳から公文に通い、3歳からバイオリン、4歳からスイミング。習い事はいずれも小学校高学年に入るころにやめて、4年生からは進学塾へ。4年生で週2日、5年生からは週4日。6年生になると土日もすべて補習などで埋まったという。

 亮子さんがすごいのは、ここからだ。

「絶対に比べないけれど、各自が弱い部分はきちんと把握して、その子に応じた方法で改善策を考え、教えてきました」

 例えば、模試。答案を丁寧に見て、間違えやすい部分を把握。A4サイズの紙に「メダカは25℃で孵化する」などと書いては家じゅうに貼った。参考書をカッターナイフで切り分け、単元ごとに製本。弱い部分から取り組めるようにしたり、教科書をコピーして色を塗ったり。古文の音読に付き合うこともある。

 それを4人分。しかも、一般的な受験科目の国語、数学、英語にとどまらず、理科も社会もすべてだ。

週刊朝日  2014年8月22日号より抜粋

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