──会見で衝撃を受けたのは、亮さんが会見をしたいと言ったことについて「俺にはクビにする力がある」と言ったことは事実か?
岡本:力があるということは、そういう言い方は言わない。ふだんの使いようも含めて、ないと思います。
ただ、「クビにするぞ」と言った経緯としては、24日のところでミーティングの膠着というか、スタッフ4人と彼ら4人で話をしていたところに僕が入っていって、、10分ぐらい話をしていたんですけど。亮君は会見をしたいとか、金額を言いたいとか。あるいは宮迫君は、まあまあそれはちょっととか。それぞれが、それぞれのことをリリースの文章をこうしてほしいとか、ああしてほしいとかずっと話をしていて、本当に大事なことというか。反社会的勢力の方からお金を取られた被害者がおられるということが、そのやりとりを見てて、あまり僕自身が感じられなかったので。
それで、1回4人は出てもらって。さきほどのちょっと僕のダメなところですけど和ませようと、「テープ録ってるんちゃうん」みたいなことから、「自分らいいかげんにしようと」と話をしていくなかで。もちろん、彼らの不安の気持ちもわかりながらも、被害者の方への思いが伝わってこなかったので、家族というか、身内というか、「ええかげんにせえ」と。そんなに個人バラバラで言うんやったら、勝手にせえと。それやったら、「会見するんやったら全員クビや」と言ったんですけど。僕としては身内の感覚と、相手の思いに伝わらなかったのは、僕が反省しなければならないということです。
──圧力をかけたわけではない?
岡本:僕自身はまったくそういうつもりはなくて、もちろん、彼らにとっては別に被害者のことを思っていないとこということではなく、その時の状況だけをみてると、彼らの不安な気持ちも含めて。
僕は、それはいろいろあるし、そこでも調査の過程でしたから。ただ、もらったということにおいて、それはものすごくダメなことですので。そのことにおいて、その日の時点においては、そんなにこうこうというようなことはないと思っていたので。金額もまだ見えてないなかで。そのやりとりが悲しいというか、なんか情けないというか。ホンマに父親が息子に「オマエ、勘当や」みたいなつもりというか。ええかげんにせえという感じだったので。それが結果として相手に伝わっていないというのは、僕が思っている距離感と、僕の距離感にギャップがあったのだと思います。