とはいえ、体感温度は人によって異なるもの。毎年夏になると「暑い」「寒い」といった声が多く届く。
京王電鉄ではホームページ上で「車内空調についてのQ&A」を掲載している。2014年3月より車内温度について乗車日・区間・乗車位置など詳細な要望を受け付けるシステムも構築。利用者の意見を細かく吸い上げられるようになった。
井の頭線を利用している20代女性は「弱冷房車は蒸し暑いので絶対に乗りません。普通車は冷房と送風をガンガンやっているので涼しい」と話す。一方、井の頭線の弱冷房車でも「寒い」と憤る人もいる。
同社広報担当者は「全てのお客様に快適な車内温度をお届けできていない現状がある」としつつ、「きめ細やかな空調機器の取り扱いを続けたいが、服装などで調節していただくなどのご協力をお願いしたい」とコメントした。(AERA dot. 編集部・福井しほ)