新しい発見は、ワクワクさせてくれる。

「じゃあ、そんな『比較検討世代』に、どうすれば仕掛けることができるか」

 と、いう発想も生まれてくる。

 だから、わたしは、「わからない」という言葉を使わずに、「どうすればわかるか」を考えるようにしている。

 すると、ワクワクすることがいっぱい出てくる。

 もし、ショッピングモールに行ったらこう考える。

「ショッピングモールって、日本でいちばん最初にどこでできたのだろう?」

 ありがたいことに今では、ネットなどですぐに調べられる。

 ちなみに、日本で最初にショッピングモールができたのは沖縄。もとろん、アメリカからの発想。

 こうして紐解いて行くと、やっぱり、最初にショッピングモールができたのはアメリカのカンザスだった。

 知識が増えると楽しくなる。

「最初にショッピングモールを考えた人ってすごいよなあ」

「イオンは知っているのかなあ」

 好奇心がいっぱい湧いてくる。

 そして、好奇心を持って集めた情報は、飲み会などで、ちょっと話に詰まったときなどの話題にもなる。

 知ったかぶりしていると思われると嫌われるので、

「この人には、どのネタが楽しいかなあ?」

 などと考えながら引き出す。

 わたしは、アナログ。パソコンなどでも知らないことがいっぱいある。

 だから、若い子には、「教えて、教えて」を連発する。

 ありがたいことに、わたしの周囲の20代のメンバーは、丁寧に教えてくれる。

「お礼にお昼ごちそうするね」

 と、ごちそうする理由もできる。

 そして、ランチしながら「学校で何流行っているの?」などと、またまた情報を収集する。

「わかる」と「楽しい」ことはいっぱいある。