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ショーンK問題の本質は「経営コンサルを報道キャスターにしない」ことだ

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by 竹井善昭 [ソーシャルビジネス・プランナー&CSRコンサルタント/株式会社ソーシャルプランニング代表] (更新 2016/3/22 16:35)

「イケメン過ぎる経営コンサルタント」としてテレビ、ラジオなどで活躍していたショーンKことショーン・マクアードル川上氏の学歴、経歴が真っ赤なウソだったことが週刊文春で報じられ、本人もあっさりそれを認め、出演していたテレビ、ラジオ番組のすべてを降板した一連の騒動はご存じの通り。

 多くの人が「ハーバードのMBAホルダーで、いかにもなハーフ顔の国際派経営コンサルタント」だと思っていたショーンK氏の正体が、川上伸一郎という名前の、純粋日本人顔で高卒の「実はイベント司会やナレーションなどが本業のタレント?」としか思えない職歴の人間だった。その落差の大きさに世間はアッと驚いたわけだが、僕の感想は「やっぱりウソだったんだ」というものだった。

 僕が最初にショーンK氏を見たのは、テレビ朝日『報道ステーション』のコメンテーターとして出演していたときのことだが、そのときのテロップで紹介されていた「経営コンサルタント」の肩書きに大きな違和感を感じた。なんというか、経営コンサルタントにしては妙に水っぽすぎたのだ。

●どのような業界にもあるその業界独特の匂い

 僕は職業柄、外資系大手ファームのコンサルからフリーのコンサルまで、経営コンサルタント、マーケティングコンサルタント、ITコンサルタント、人材コンサルタントなど、多種多様なコンサルタントを見てきたし、一緒に仕事をしてきた。日本人もいれば外国人もいた。その数は優に数百名。しかし、ショーンK氏のような「匂い」のするコンサルは見たことがない。

 どのような業界の人間もそうだが、業界の人間には「業界特有の匂い」がある。そして、業界の人間は同業の人間のことはすぐに分かる。それも、他業種の人間には分からない匂いまで嗅ぎ分けることができる。

 たとえば僕なら、夜のバーで飲んでいて大手広告代理店の人間が入ってきたら、その人間が電通か博報堂なのかはだいたい分かる。また、独身時代にCAの女の子たちと交流していたこともあり、街中でCAが歩いていたらその女性がCAだとだいたい分かる。しかし、それ以上のことは分からない。ところが、CAの女の子たちは、その女性がJALなのか、ANAなのか、外国キャリアのCAなのか、その区別まで分かると言っていた。そういうものなのだ。


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