QRコード決済はスマホやタブレットさえあれば導入できるため、街角の飲食店などでも使える場所が急増している/東京都中央区銀座6丁目の「うどん茶屋N」(撮影/岡田晃奈)
QRコード決済はスマホやタブレットさえあれば導入できるため、街角の飲食店などでも使える場所が急増している/東京都中央区銀座6丁目の「うどん茶屋N」(撮影/岡田晃奈)
ペイ完全攻略比較表(AERA 2019年6月17日号より)
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「ペイ」でこんなにお得(AERA 2019年6月17日号より)
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 見る見るうちに増えたスマホのQRコード決済。選ぶうえで還元率の高さだけでなく、利用可能な店舗数も重要な判断材料になる。

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 実際に使うときにもう一つ重要になるのが、使えるお店の数だ。

 実は、利用できるお店の数やそのラインアップは、サービスによってかなり異なる。利用可能店数を公表していないサービスもあるので単純には比較できないが、公表された数字で比べる限りでは、現時点では120万店超の楽天ペイが最多で、LINE Payが100万店超。60万店超のPayPay、19年末時点で145万店を見込むOrigami Payを含めた四つが、利用可能店舗数では「4強」と言えそうだ。

 ただ、夏からはLINE Payが使えるお店ではメルペイも使えるようになるほか、au PAYは楽天ペイの加盟店でも利用できるようになる。また前出のようにセブン-イレブンが各QRコード決済に対応する。NTTドコモのiDと連携するメルペイのように、QRコードを使わない形で他の電子決済サービスに相乗りし、より多くのお店で使えるようにしているサービスもある。

 利用者としては、あるサービスを使おうと考えたとき、まずは普段よく利用するお店で使えるかどうかを確認することが必須と言えるだろう。(ライター・大西洋平)

AERA 2019年6月17日号より抜粋

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大西洋平

大西洋平

出版社勤務などを経て1995年に独立し、フリーのジャーナリストとして「AERA」「週刊ダイヤモンド」、「プレジデント」、などの一般雑誌で執筆中。識者・著名人や上場企業トップのインタビューも多数手掛け、金融・経済からエレクトロニクス、メカトロニクス、IT、エンタメ、再生可能エネルギー、さらには介護まで、幅広い領域で取材活動を行っている。

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